敗者のゲーム
「敗者のゲーム」 チャールズ・エリス
投資、資産運用とは何か?どう考えて行動すればいいか?という
原則を教えてくれる本。
「市場に勝つ」ことを目指して「敗者のゲーム」に参加すれば負ける。
長期投資の目標設定に集中し、それを実現するために合理的且つ現実的な投資政策を選択し、自己規律を持って忍耐強く貫いていく。→「勝者のゲーム」
「敗者のゲーム」に参加せず、「勝者のゲーム」に集中する
・インデックス運用を行う
・複利の力は強大!資産運用の梃子は「時間」
・コストやインフレには要注意!特にインフレによる価値の低下は大きい
投資リターンの90%以上は資産配分からもたらされる。
→それは一人ひとりのリスク許容度が決定的な役割を担う
銘柄選択やタイミングは副次的なものに過ぎない。
「プロは得点を勝ち取るゲームだが、アマチュアはミスによって得点を失う」
「稲妻が輝く瞬間に居合わせなければいけない」
28年のうち10日逃すだけで収益率が11.1%→8.6%に下がる
市場が大きく下がり不安になったときに、手放したり、決めたことを実行できないということが最大のリスク。最大の上げ相場に参加する機会を自ら放棄することになる。
資産運用の主目的
・マーケットリスクの管理
市場全体のリスクは常に存在し避けることはできない。管理する。
投資のキャッシュ比率は基本ゼロでいい
基本的には株式100%でも可
リスクに見えるものが本当にリスクかどうかは時間によって決まる
等々
いまの状況だと耳が痛いが、どう考えてマーケットに向かっていけばいいか教えてくれる良本。
さて、自粛期間使って目標設定して投資政策考えよう。